【中国四川省】三国志巡り 剣門関(けんもんかん) 現地バスツアーに参加!

こんにちは。今回は中国文化歴史の理解を兼ねて、三国志の名所を巡るテーマの旅を企画し、行ってきました。

四川省 三国志ゆかりの観光地スポット

今回の旅では以下の場所を訪れました。

  • 武侯祠(四川省成都市内)ぶこうし
  • 閬中古城(四川省南充市)ろうちゅうこじょう
  • 剣門関(四川省広元市)けんもんかん

剣門関は「守りやすく攻めがたい」と言われた天然の要塞 で、魏の軍が蜀を攻めて来た時に姜維がこの場所で守り抜いたことが有名です。

この3か所のうち、 剣門関と閬中古城は現地の成都発の1泊2日バスツアーに参加しました。私と友人以外は全員中国人。言葉は大丈夫か、他の参加者の方と仲良くなれるかなどを心配しましたが、結果的には大満足。今回は剣門関の写真とバスツアーについて紹介します

参考:中国紀行CKRM「三国志の地へ」特集は、三国志名所がたくさん紹介されているので、三国志旅行ガイドの保存版です。

剣門関と閬中古城と武侯祠の位置関係(全体地図)

地形の起伏が分かる地図です。剣門関が山の間(谷間)にあることが分かります。剣門関は剣門関国家森林公園として指定されたエリアの中にあり、 森林公園の中の観光スポットとなっています。百度剣門関国家森林公園ページ

剣門関は成都市内からおよそ300㎞ 離れていて、現地での観光時間を考えると、成都市内からの日帰りは難しいと思います。

Google Map より

成都発のバスツアー会社 三国志の旅

ツアー会社の旅の案内

成都にも旅行会社はたくさんあります。

利用した会社:成都中港国旅新都 (成都からのツアーがたくさんあります)
https://m.fliggy.com

参加のツアー名成都到広元剑门关.阆中古城旅游纯玩2日游玻璃栈道.豆腐宴
( 訳:成都から広元剣門関、閬中古城ツアー 一泊二日 ガラスの桟橋、豆腐デナー )

ツアー料金:ひとり368元 (約7000円弱 お安い!)

宿泊もついています。私達は外国人ということで、法律上、現地の人が泊まる民宿のような所には泊まれず、近くの3星ホテルへアップグレードしてくれました(一人50元か100元追加しました)

また、オプションですが、現地の温泉に一日目の夜連れて行ってくれます。(要追加費用)

とにかく20代男性のガイドさんが親切で、全員の面倒をよく見て走り回っていたのが印象に残りました。

バス旅行は楽しかったので、今後は現地ツアーに極力参加しようと思います。バス旅行のメリットは最終章を御覧ください。

剣門関ウォークの写真 (剣門関地図、観光マップ)

現地の入場門にある剣門関全体地図です。歩いたルートを黄色の矢印で記しました。

入場門(北門)から入り南門から出ます。集合は古街にある豆腐レストランでした。地図でご覧いただけるよう、上に上がらずとも関桜には行けるようです。

中国の百度の地図でも見れます(以下リンク)。拡大すると三国志に関する観光地点なども表示されます。南門を出た道に豆腐レストランなどが点在しています。

入場門(北門)から出発!

入場門スタート地点
蜀漢の”漢”の旗

登山開始!鳥道を経由して断崖の上へ。関桜をめざす

最初は団体で歩くので迷うことありません

山道を歩いても断崖の上へ行けるようですが、ツアー参加者は時間の関係でロープウェイ に乗りました。

鳥道の手前まではロープウェイ
ロープウェイからの風景
指差しの位置に着きました
恐怖(笑)の鳥道が近づいてきました。
行く前に足の筋トレをしていると楽です
地図で見る鳥道
筋トレしていたので自分でも驚くほどスイスイ行けました
一番怖かった場所。歩くときは一切右側見てません(恐)前方の二人はツアー中親しく接してくれたカップル
鳥道を過ぎた辺りから個別行動、古街に3時間後に集合となりました
登ってきたので後は下るのみ
途中の道のりは自然がたくさんで楽しい

剣門関 関桜に到着 兵士に遭遇

関桜につきました。運良く兵士のパフォーマンスがあるようでした。

上に上がると、パフォーマーの男の子が待機中で、リラックスムードでおしゃべりやスマホでゲームなどをしていました。

パフォーマーの男の子が待機中。

時刻になると皆立ち上がり、持ち場に向かいました。

三国時代の兵士も、このように自分の生活や様々な交友があり、兵士としての仕事は切り替えて行っていたのではないかと想像しました。

時間が来たので出兵
ウオッチタワー
守っています
緊張感ある姿
門の西側
使命感漂ってます
引き上げていきました

以下は関桜で撮影した15秒動画です。9月末の15時頃の様子です。

関桜から南門へ向かう

裏(南?)から見たところ
両側は山
出口(南門)に向かいます
降伏の知らせを聞いて姜維が嘆いている様子とのこと

登山の汗で体調を崩す 着替えと薬は重要

なんとここで、連れが登山で汗をかき、汗で服が濡れ、下に降りてきた時に冷えて調子が悪くなってきました。

よって、この後の写真はあまりありません。

暑くなったら上着を脱いで、熱を発散することは大事です。着替えのTシャツなども持っていくべきです。外国で体調を壊すと大変です。

名物 剣門豆腐 料理店 と薬代わりの生姜スープ

古街の黄忠豆腐名店と言う豆腐料理店でツアーメンバーと合流しました。(恐らく16時半頃)

本来ここから豆腐宴の話になるのが普通ですが、私は連れの体調改善策を探すために、焦っていた記憶しか残っていません。

山の中で薬局はもちろんない、薬も持ってない。(スーツケースの中に置いてきてしまい…反省)

必死に頭をひねると漢方薬膳の先生の教えが蘇ってきました。

薬がないとき、生姜やネギスープが葛根湯の代わりにできます。生姜ネギが体温を上げて(発汗)邪気(寒気)を追い出してくれるのです。(先生は寒気がした時、うどん屋さんで、うどんにネギを山ほど+小さな袋の生姜もたくさん入れて食し、持ち直して半日の講座を乗り切ったとのことでした)

豆腐料理店の人に生姜やネギを入れたスープを作ってくれないかと掛け合いました。

店の人への言葉がなかなか通じませんでしたが、同じツアーの人が、「この人は、連れが風邪ひいてるから生姜のスープ作ってくれてって言ってるんだよ」と伝えてくれました。ネギはこの時点で落ちてしまいましたが、おかげで生姜スープを作ってもらうことができました。

発音が悪いと通じませんが、分かってくれる人もいます (感謝)。店の人にお値段尋ねると「必要ない」とのことで、ありがたく頂きました(再感謝)

連れは「悪寒が引いてなんとなく戻ってきた」と言っていました。

心配とスープ交渉の記憶だけが残り、どんなものを食べたのか記憶にも残っていません。

写真は1枚撮ってました。記憶はないです。

中国現地バスツアーのメリット

【交通の手配不要】

知らない土地での交通機関の調整は大変なのですが、バスツアーだと何も考えないでい連れてってくれるのが楽です。

【ご当地豊富な料理】

なんと言っても、ご飯が色々な種類をいただける点が最高です。二人で行って、美味しいものに出会ったとしても3,4種類しか食べれませんが(出会うことも難しい)。

団体だと大きなハズレはないし、今回はご当地の(剣門の)名物豆腐料理が10種類以上出ました。参加者10人程が一つの円卓でいただきます。

1日目お昼ご飯

【お値段以上】

今回成都出発で1泊2日一人7000円弱でした。

本来は自力で行こうとしていましたが、運転手付き車の手配などしていると結構高くなります。

団体に参加しようと思った理由は、安全面の理由が大きかったです。

他の人のブログを見て、 剣門関の鳥道などが危険そうで、崖から落ちて誰にも気づかれずに行方不明になったという状況は避けたかったのです。

【現地の人と仲良くなれる】

仲良くなれるとは言っても、みなさん2-3人で参加している人がほとんどですので、それぞれ個人の会話を楽しんでいます。とくに企画された交流などはありません。

でも、写真を撮ってあげたり、ちょっとした会話ができて楽しいです。ご飯のときも、それぞれ連れとの会話をしているような感じでした。

成都から離れた村の町内会のグループの人たちも途中でバスに乗ってきました。色々な人たちと一緒に行けて、中国の人の生活を少し知れたようで楽しかったです。

【言葉について】

私は日常の中国語の会話はできますが、バスの中でのガイドさんの説明はほとんど分かりませんでした。(早い、マイクの声が割れている)

ツアーが終わってみての感想は、聞き取りで重要なことは各観光地の集合時間と集合場所だけと感じました。

集合については、各観光ポイントでバスを降りる時に、個人的にガイドさんに確認すれば良いと思います。

参加者はガイドさんのWechat(ウィーチャット)を登録するので、そこで翻訳機能を使えば問題ないかと思います。
(ツアーメンバーは全員、ガイドさんのWechat IDが着いたカードを首にかけます。上の昼食時の写真に写っています。赤い紐。)

Wechatで日本語でメッセージを書いてガイドさんに送り、ガイドさんは翻訳機能で中国語で読み、返信はその逆で対応してくれます。

これまで日帰りツアーなどは参加したことはありましたが、ガイドの方は、面倒見が良い親切な方がほとんどです。

以上、中国現地三国志バスツアー剣門関の紹介でした。

閬中古城のことも機会があれば紹介したいと思います。ツアーメンバーのほとんどが大量の酢(名産品)を買っていたのが印象に残っています。

以上、長文 お読みいただきありがとうございました。

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