【スイス】COOPブランドのティーバッグ 有機認定マーク BIO SuisseのCOOP

このブログは「【スイスのお茶】 チューリッヒのスーパー探索COOPで販売するのはどんなお茶?」の続きです。

スイスの有機認定マーク BIO Suisse

COOPブランドのハーブティーバックを見てみます。緑に白抜きの文字「 Bio」 というのは有機(オーガニック)との意味です。

Bioの文字の横についているマークは、スイスの有機農業の認定機関ビオスイス(Bio Suisse)の制度に従い、基準を満たしたものに対して付与されます。

BIO SuisseとBIO の違い

下ハーブ Sauge (セージ)のティーバッグは、BIO SuisseマークとBIOマークの二種類の物がありました。

認定機関のページをみると、マークの種類により付与の基準が異なるようです。

Bio Suisse のページ

BIO SUISEE:

Fully organic, produced in Switzerland. More than 90% of the raw materials come from Switzerland.
スイスで生産された完全オーガニック。 原材料の90%以上はスイスで生産される。

(解釈:オーガニック。スイス産原料が90%以上

BIO:

Fully organic, with more than 10% of raw materials imported but subject to equivalent organic standards
完全にオーガニックで、10%以上の原材料のは輸入だが、同等のオーガニック基準が適用される。
(解釈:オーガニック。スイス産以外の原料もある程度含まれる

よく見ると、BIO SUISEEのマークがついている箱にはスイスの国旗がついています。「オーガニックであり、原料はスイス産」ということがはっきり分かるようになっているようです。

日本へのお土産はBIO SUISSEマークのものだと、よりスイスを感じれるものかもしれません。

このBIOマークの方は、原料がスイス以外の物も使われているとのことですが、日本のJETROの記事に、「日本の有機JAS マークが付された有機農産物もBIO製品の原料として認められる可能性がある」と書かれていました。以下レポートの抜粋です。

スイス ー 有機食品の消費は世界一

スイス ー 有機食品の消費は世界一
2013年 JETROレポート
(抜粋)
「BIO-BUD」はスイス国外産の原料を 10%以上含む製品に付けられる。その場合、原料が調達できないものに限り近隣欧州から調達、欧州内で調達できないものに限っては欧州以外の国・地域から調達するという条件付きだ。12 年 7 月には、有機食品を生産できる国のリストに日本も追加された。これにより有機JAS マークが付された有機農産物は BIO-BUD の原料として使われる可能性も出てきた。

レポートによると、有機食品(オーガニック食品)の一人当たりの消費量が世界一の国はスイスということです(2013年時点)。

確かにCOOPスーパーで撮影したティーバック商品全体をみると有機商品の割合は高いと思います。

しかし、レポートの続きをみると面白いことが分かりました。ティーバッグの有機商品の割合が高かったのは、COOPだったからかもしれないということが分かりました。

2013年 JETROレポート
(抜粋)

スイスで有機食品がよく売れているのはなぜか。国民が食品の品質に対する信頼性・透明性を重視しているからだが、それだけではない。小売り最大手のコープ(Coop)が有機食品を積極的に取り扱っていることも大きいようだ。国内の有機食品のうち 47.5%がコープで販売されている。

確かに認定機関ビオスイス(Bio Suisse)のマークがついているものはCoop(Naturaplan) の物だけに見えます。

以上、今回分かったことをまとめました。

スイスはオーガニック食品とハーブが浸透していることを知ることができました。

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