こんにちは。南アフリカのケープタウンの喜望峰へ行き、現地の沈没船のことを少し知ることが出来ました。

世界の沈船が眠る 南アフリカケープタウン

世界の海には、難破した船が沢山眠っていると言われます。陶磁器を積んでいた貿易船が難破したケースも多いと聞きます。

ケープタウンの喜望峰は Cape of Storms(嵐の岬)と呼ばれ、多くの船が難破したそうです。

現地にあったこのMaritime Graveyard(海上の墓場)の案内板を見て、 相当数の船が沈没しているということを知りました。この案内板に記載されいてるだけでも22隻です。(1786年~1972年)

様々な国の船が沈没しています。 案内板の半島地図は上のマップの赤丸の半島を拡大したものです。

現地の案内板

以下拡大版です。

南アフリカ ケープタウン Maritime Graveyard(海上の墓場)とは

以下、案内板の説明です。英語の原文を日本語訳にしてみました。

Regarded by many as most famous cape in the world, cape point always represented a danger to sailors and their ships, since Bartolomeu Dias first sighted it in 1487 – more than 500 years ago, some ships kept closed to the coast to save time, but combination of currents, huge seas driven by gale-force winds and submerged reefs lays in wait for unsuspecting navigators – truly Cape of Storms.

世界で最も有名な岬として多くに知られているように、 500年以上前、1487年にバルトロメウ・ディアスが最初に見た時から、 ケープポイントは常に船員と彼らの船にとって危険表す場所でした。時間を節約するために、海岸近くを通る船もありました。しかし潮の流れ、強風で駆動された巨大な海、水没したサンゴ礁が、危険を予期していない航海士を待っていました。 – まさに嵐の岬です。

Avoid violent weather found below 40° latitude (know as roaring 40s) and to keep their journeys to a minimum, sailors have forced to sail to close to the coastline of southern Africa. This accounts for the remarkably high number of shipwrecks found here.

南緯 40度以南の激しい天候( roaring 40s ロアリング・フォーティーズ)を避け、旅程を最小限に抑えるために、船員は南部アフリカの海岸線に近い航行を余儀なくされました。このことは、ここで見つかった非常に多くの沈没船から説明できます。

Cape PointからのView。ずっと向こうに南極大陸があるイメージで見ていましたが・・・(合っているかは分かりません)

穏やかそうに見えるCape Pointからの海。

絵画に見る嵐の岬

ケープタウンの喜望城で見たウィリアム フェール コレクションの絵画です。 絵画にも嵐の岬が描かれています。

喜望峰から見る海

現地で撮影の写真です。穏やかな海でした。

Roaring 40s ロアリング・フォーティーズ(吠える40度)

喜望峰周辺は大航海時代も、また現代でも船にとっては大変な場所だと分かりました。

興味がある方は、ROARING FORTIES (roaring 40s) がどのような波なのか動画をご覧ください。想像を超える波です。

 ロアリング・フォーティーズがどのように起きているかの動画です。ケープタウンの辺りには強い波風の渦がぶつかっているのが見えます。

当時の陶磁器の貿易の厳しい条件などを知る機会になりました。

By pandesu