ツムラ漢方記念館を訪れました。館内には、漢方薬や薬に使われる道具、そして貴重な歴史資料が美しく展示されていてました。展示内容と共に展示方法もさすがツムラさんだなと感心しました。
また、普段よく目にする顆粒タイプの漢方薬(エキス剤)が、どのように作られているのかについても学ぶことができました。本ブログでは、館内の写真を中心に紹介します。(説明はあまり書けてません😢)
参考:見学は薬学講座の一環として、団体で見学してきました。こちらの記念館は一般の個人では見学できません。
目次
漢方薬原料(生薬)の美しい展示






手にとって香れる生薬
見学の時間に合わせて蓋を開けてくださっていたのだと思いますが、どれも新鮮で、色や形がとても美しく印象的でした。
展示は非常に見やすく工夫されており、生薬一つひとつが際立つように配置されていて、来館者への配慮や美しさへのこだわりが感じられました。






煎じずに飲める漢方薬ーエキス剤(顆粒)
上海津村で製造したエキス粉末(中間製品)が、茨城工場で顆粒にされるとのことです。
参考:ツムラエキス剤製造方法(ツムラぺージー漢方製剤の均質性)





病院でもらう漢方薬 医療用漢方製剤(エキス剤)
袋の中身の薬の形状は顆粒です。生薬を煎じて得られたエキスを乾燥して作っているので「エキス剤」と言われます。エキス剤は、煎じ薬と違い、生薬を煮出す必要がなく、携帯や保存に便利で、「飲み続ける」ことが容易なことが利点です。



ドラッグストアで買える漢方薬

漢方薬原料の調達と流通(中国と日本の生産地)



現場から伝わる品質への努力(感想)
見学を通して知ったのは、品質管理や検査が厳密に、丁寧に行われていること、そして品質の良い原料を安定して確保するために、並々ならぬ努力が注がれていることです。
近年の原料価格の高騰や、さまざまな調達の課題に対処し、ツムラさんの各工程で努力されていることがひしひしと伝わってきました。
「安心して服用できる漢方薬の舞台裏」を知ることができ、とても貴重な体験となりました。