【タイ・ナコーンパトム】持続可能な暮らしを支える薬草 オーガニックハーブ製品マーケット

ナコーンパトムへの旅とハーブ製品ショップ

タイ ナコーンパトム県にタイ人の友人を訪ねた際に、地域の薬草やハーブ系プロダクトを扱うマーケット(お店)に連れて行ってくれました。私が漢方や養生に興味があることを知り、案内してくれたのです。地元の人が行くローカルショップという感じです。

お店には、シャンプーや食品など、様々な種類があり、それぞれ使われているハーブと効能が知りたい!と思いましたが、タイ語が読めないので用途すらも分からず…💦

友人が説明をしてくれましたが、情報量が多くて記憶ができず、後で調べられるよう写真に収めました。(一番最後に写真をまとめています)

ナコーンパトム どこにある

ナコーンパトムは、バンコクから西に位置する街で、列車やUberを利用してアクセスできます。この街の象徴の巨大な仏塔「プラ・パトム・チェディ」や、その周辺で開催されるナイトマーケット(屋台)は、ワクワクするスポットです。バンコクから日帰りが可能です。

持続可能な生活を目指した仏教コミュニティが経営 

訪れたお店は、地域の仏教コミュニティが運営するショップです。このコミュニティでは、仏教の教えを基盤に、シンプルで持続可能な生活を目指しているそうです。コミュニティ内では有機農業が推進され、自ら作物を育てています。その薬草・ハーブから作られた製品が店内で販売されていました。

コミュニティで作った製品以外にも、日用品を市場価格よりも安く販売しているようです。タイ語なので、どれがコミュニティのものかが判断できませんでした。

地域とのつながりと誠実な取り組み

友人の話によると、この仏教コミュニティがナコーンパトムにできた当初、周辺地域の人々は少し警戒心を抱いていたそうです。

しかし、年月を重ねる中で、コミュニティの誠実な取り組みが分かり、今では地域にすっかり溶け込んでいて、地域の人も友人自身もこのお店をよく訪れ、日々の暮らしで助けられているとのことでした。

店の外で野菜を販売
新鮮さを感じます

また、商品がとても手頃な価格で提供されているそうです。貢献(分け与える)を大切にしているようです。

Ratchathani Asokコミュニティと理念

このマーケットを経営するのは、仏教コミュニティ「Ratchathani Asok(ราชธานีอโศก)」だそうです。ただし、ネット検索するとナコーンパトム以外の場所が出てくるかもしれません。お店にはこのコミニュティーのリーダーらしき方のポスター(カレンダー?)が貼ってありました。

オーガニック農業と伝統的な暮らし(動画)

関連の動画を見つけたました(2015年公開のもの)。コミュニティの理念や有機栽培の様子、村内の暮らしが分かります。オーガニック農業の紹介では「栄養が一番の薬と考えている」とのことでした。伝統的でシンプル、皆が共に働き、共に支えている生活に見えました。

また製品については、ビジネスというより、タイ国王の自給経済の方針をもとに、自分たちの消費量を十分に作ることが目的との説明でした。

(動画内のシーン)
14:35 マーケットでの販売の様子
15:36 ハーブ製品が作られる様子(シャンプーなど)
15:49 大豆製品が作られる様子(醤油や味噌)
16:07 コンビニショップの様子(ハーブ製品の陳列)
16:24 CO-OPストアの様子(小売も卸も市場価格以下とのこと)

私が行ったのは、 CO-OPストアだと思われます。

Ratchathani Asokについて

Ratchathani Asokについて調べてみました。団体の概要について、以下のようなAIによるまとめを得ました。ネットでの情報、友人からの説明、私が実際に見たものとの合わせて考えると、以下の内容は参考にできるかと思います。(AIのまとめであり、事実とは異なる場合もあることに注意してください)

パトム・アソーク村とは(AIまとめ)

ナコーンパトム県にはアソーク系コミュニティである「パトム・アソーク村」があります。この村では、住民が有機農業や手工芸品の生産を行っており、これらの製品を販売するショップも運営しています。具体的には、有機野菜、手作りの食品、伝統的な工芸品などが販売されており、訪問者はこれらの商品を購入することで、コミュニティの持続可能な生活様式や仏教的価値観に触れることができます。

パトム・アソーク村の特徴(AIまとめ)

パトム・アソーク村は、サンティ・アソーク運動の一環として設立されました。このコミュニティの主な特徴は、菜食主義の実践、有機農業、シンプルな生活、教育と研修です。

パトム・アソーク村は、現代社会における持続可能な生活のモデルとして注目されています。

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今回、私はハーブ製品がたくさん並んだお店に行けて楽しんでいましたが、タイの植物で作られた製品、伝統養生というような視点を超え、その背後に持続可能な社会や社会貢献などの大きな理念と、それを実践するコミュニティがあることを知り、学びの多い体験となりました。(2019年)

商品写真集

個人的には、アロマ、ハーブボール、フットバス、蚊取り線香、お茶などリラックス系や香り系が気になりました。ハーブボールは種類が豊富で、ローカルの人が生活の中で使っているのだと感じました。