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新式茶飲(新茶飲)とは
新茶飲(”New Style” Tea Drink) とは簡単にいうと、
スターバックスのような、茶・ティー版スタイル
とイメージすると良いと思います。
紙カップ、プラカップでドリンクを提供しています。
チェーン展開している代表的なブランドとしては
HEY TEA(喜茶)や CHAGEE(チャジー / 霸王茶姬) などが知られています。

新茶飲と新中式茶飲が同意義で話されていることもあるようで、なんとなくのイメージまとめてみました。どのように変化していくかわかりませんが、現時点ではこんな感じなのかと感じました。

新茶飲 多彩なティーメニューと素材の深化
新茶飲のお店のドリンク は実に多彩です。
「新」と言われるは、新しい材料の組み合わせにもあります。
「茶+ミルク」 だけでなく、
「茶+チーズクリーム」
「茶+果汁・果肉」
「養生系ドリンク」
「生薬+果汁」 など、
健康志向とトレンドを融合させた組み合わせが次々と登場しています。
その中でも 「茶+コーヒー」 には驚きました。
これはコーヒーチェーン側からでてきたようですが。
新しい材料の組み合わせだけでなく、素材自体が深化 しています。
- ミルクの種類、質、鮮度
- 茶葉の種類、品質、挽き方(エスプレッソ式抽出のための)
- 抽出の方法や条件
- 果物では今まで南方の一部でしか食べられないもの
など どんどん新しい組み合わせの商品が出てきていて、わくわくする感じはあります。
新茶飲ドリンクチェーンの競争も激しいので、
新ドリンク開発、季節に合わせたドリンク開発などの
速度が早いようです。
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新茶飲 いつ頃から発展?
ところで、この新茶飲スタイル(ドリンク) は、
5-10年前にはほとんど見られなかったものです。
特に コロナ禍を経て、
人々のライフスタイルや健康意識 が変わり、
そこから一気に 大きな波 が広がったように感じます。
2024年、2025年も 新しい新茶飲ブランド が誕生しているようです。
2012年創業のHEYTEA(喜茶)は自社のウェブサイトに
「オリジナルのチーズティーで新茶飲の世界を切り拓いた」とあり、
また2019年のニュース記事には、
「HEYTEA(喜茶):新中国式茶飲の先駆者」ともあります。

ドリンクチェーン巡りで気づいた、お茶好きが探すべきもの
今回中国上海に行って、中国新茶飲ドリンクチェーンの中で、
どのブランドの、どのドリンクが、
中国茶を飲むときのように、心が喜び、
また、落ちつきをもたらし
心地よい余韻をくれるのかを探しました。
ブランドにより、
- フルーツ中心のもの(HEY TEA 喜茶)
- 花の香りを中心にしたもの(MOLLY TEA 茉莉奶白)
など、様々です。
よく考えてみると、私は
各ブランドの 純茶や
深い中国茶の味わいがあるミルクティー が、
自分が飲みたいものではないか と気づき、
各店に行って、それらがあるかを探しました。
日頃からおいしい中国茶を飲みたいと思われている方も同じではないでしょうか。

中国茶好きが選ぶ新茶飲ドリンクチェーンとは
私個人は、以下のブランドでまたお茶を飲みたいと思いました。
1.CHAGEE NOW(茶姬現萃)
CHAGEE NOW(茶姬现萃) は 中国茶の純茶 が商品の主体となっています。
それぞれの茶が持つ個性の表現にこだわり、
抽出方式は エスプレッソマシン(の改良版)を使っています。
CHAGEE NOW 茶姬現萃 — 中国茶エスプレッソ抽出 ドリンクチェーン(店内動画)

2.CHAGEE (霸王茶姬)
看板の BOYAジャスミン茶ミルクティー(伯牙絶弦)はもちろんおいしかったですし、雲南の緑茶、福建のウーロン茶(大紅袍)の純茶もおいしかったです。
CHAGEE NOW とCHAGEEの違い (茶姬現萃·霸王茶姬)

3. 1点点(台湾50嵐の中国店舗名)
1点点では、純茶(茶名は忘れました)を一杯いただきました。
台湾旅行では毎晩50嵐で烏龍茶を買って飲んでいたので、
つい行きたくなります。
4.ang tea (艾熟茶)
こちらで試飲でいただいた、
プーアル茶をベースにミルクとバターを合わせたもの が
すごくおいしかったです。
チベットの バター茶 のような構成です。

コクがありプーアルの香りも良く、すべてが調和 していました。
なので、再度行きたい店にリストしています。

茶名が表示されているドリンク は、
ブランド側が 茶の味わいを保証 しているような気がします。
このメニューで言えば、金牡丹(紅茶)、四季春(青茶) などです。
ただ、マスカルポーネと一緒になった時はどちらの味が大きくなるのか。
とても気になっています。
色々飲んで気づいたドリンクの選択方法
今回の旅で、気づいたことです。
① 招牌(看板シグネチャードリンク)は、必ずおいしい
どの店も招牌(看板シグネチャードリンク)は、必ずおいしいと思います。
メニューの中の「招牌(zhāopái)」という文字を探してみてください。
そして、各ドリンクチェーンで 人気のドリンクを聞いて、注文するのも良い方法です。
「どれが人気?」や「よく売れてるのどれ?」と聞いて、
それを注文すると、ほとんど美味しかったです。
色々な未知のドリンクに挑戦して、
旅の最後に、この注文方式が一番美味しいものに出会えると感じました。
大衆点評のアプリ(中国版食べログ)で、その店のみんなのおすすめドリンクを
参考にするのもいいと思います。
②茶名があるものは、おいしい
中国茶の純茶(ストレートティー)で
茶名が書いてあるもの(武夷大紅袍など)は、
おいしいか、おいしい傾向。

③ ミルクティーメニューの中の純茶
ミルクティーメニューの中でストレート(純茶)でも飲める
としてあるものは、
ミルクティーと合わせる前提の茶であるので、
ミルクティーと合わせないと(ストレートでは)
バランスが取れてない可能性があるかと思いました。
④ フルーツ系はフルーツ主体の味
ジャスミンレモンティー は、予測通り レモンの味が前面 に出ていました。
フルーツ系はは酸味や甘みが強いので、それが主体となるとおいしいですが、
中国茶の味わいが隠れる可能性が大きくなるのかなと思います。
バランスがよいのも探したいです。
⑤ ジャスミン茶の場合、他の素材と調和を取りやすい
HEY TEA(喜茶) の 看板の「チーズティー」 は、
ジャスミン茶とチーズクリームの美しい融合です。
チーズクリームが 主体として感じられ、
茶の印象は控えめでした がとてもおいしかったです。

また養生系ドリンクチェーン开了个方子では、
ジャスミン香と梨(秋梨膏)の風味が見事に調和していて感動しました。

⑥ 砂糖が味の調和を取っている
当たり前と言われればそうなのかもしれませんが、
砂糖を入れるとおいしさがぐんと上がる場合がありました。
そして、あまりいしくないなーと思うものも、後で砂糖を追加してもらうと
味のバランスがよくなり、おいしくて飲み続けられました。
しかし砂糖なしで注文したドリンクも、もともと甘さがあるもの
(素材の甘み、素材自体に糖分を入れて作られた(秋梨膏)など)
もあるので、すでに甘いかもしれないものを注文するときに、
適切な甘さの選択も、注文のテクニックとなると思います。
各ドリンクチェーン 店舗での動画
以下のブランドの 店舗での動画 を公開予定です。
- CHAGEE(霸王茶姬)
- MOLLY TEA(茉莉奶白)
- ang tea(艾熟茶)
- CHAGEE NOW(茶姬现萃)
- Shan’s Brew(小山堂)
- HEY TEA(喜茶)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
中国の新しい茶文化、ぜひ次の旅で体験してみてください。
