【台湾高雄】 美濃奉茶亭 水路と田園が心に響く町

台湾 美濃とは

美濃は、台湾の高雄から車で1時間ほどの場所にあり、田園地帯が広がっています。高雄旅行について調べているとき、美濃の水路の写真をみて行きたくなり、旅行中に車をチャーターして、高雄から日帰りで遊びに行きました。

台湾観光局 美濃ガイド
https://taiwanikitai.com/meinong-qishan

「美濃奉茶亭」

水路に沿って歩いていると、「美濃奉茶亭」という案内板を見つけました。茶亭とありましたが、周辺に建物はありませんでした。茶亭の跡地?かと気になり、帰国後調べてみました。

「美濃奉茶亭」宋家のストーリー

美濃奉茶亭とは、約100年前、宋阿昌さんという方が、感謝の意を表すために行った地域への支援活動に関するものだそうです。宋さんは毎年貧困者を助けるだけでなく、「吟杏書室」という学びの場を設立し、さらに地域のいくつかの場所に茶亭を建てて、通行人や旅人に無料でお茶を提供したそうです。

その奉茶(茶を差し上げた)場所の跡にこのような案内板が建てられているということが分かりました。この内容はこちらの資料(PDF)を参考にしました。

美濃地区は宋家を中心に教育、文化、伝統工芸が融合した豊かな歴史の町と紹介されています。

宋阿昌さんは何に感謝?

案内板を訳してみると、その事がわかりました。

100年前、宋家の先祖が美濃で事業を営んでいたとき、収穫して菜園に置いていた野菜やサツマイモを、白馬が食べ尽くしていたのをみつけました。甕の中の水も飲み干して、白馬は菜園から出て竹林の中に消えていきました。

次の日、白馬が消えた場所に行ってみると、「石頭伯公(石の神)」を発見しました。
宋阿昌夫妻は許可を得て、「石頭伯公」付近の大きな石の近くを掘ると、金銀が入った壺が掘り出されました。宋阿昌夫妻は、これらの金銀財宝で商売をし富を築きました。

それから白馬の恩に感謝​​して、毎年地元の貧しい人々を助け、さまざまな公共福祉事業を行いました。彼らにお茶をふるまった「茶亭」もその一つです。(翻訳のニュアンスが間違っていたらすみません)

美濃写真案内サイト(中国語)https://ihappyday.tw/blog/post/mino-1

ノスタルジックで心洗われる風景

この風景をみて、この町に住んでみたいと思いました😊  
美濃への行き方は一番下を御覧ください。

ところで、高雄で車のチャーター(運転手付きレンタカー)は8時間で15000円程でした。遠隔地である美濃へは数千円プラスしました。Klookで事前に予約できます。ご参考ください。