こんにちは。中国に行くたびに書店を訪れます。新しい発見があり、またトレンドが分かる楽しく落ち着く場所です。今回は四川省の省都、成都の書店を訪ねました。
方所書店の場所
訪れたのは、遠洋太古里というおしゃれなショッピングモールの地下にある「方所書店」です。以下に地図のリンクをつけますが、この位置が正確なのかは不明なのでお気をつけください。地図に投稿された写真は方所書店のようです。
知的ときめき空間
落ち着きも賑やかさも感じる、なんともわくわくする空間です。この書店は外国の翻訳本やオリジナルが多く見られます。早速飲食関連本コーナーに行きました。
茶の本は普通の書店より少ない感じがしましたが、日本の翻訳本が数多くありました。
お茶の本ラインナップ
日本のお茶博士 大森正司先生の「おいしい「お茶」の教科書」の中国語版がありました。現地の本では、六大茶類、茶百科、中国茶事、古樹普洱茶記、蔵茶… などなど 面白そうです。
岡倉天心の「茶の本」もありました。意外でしたが、かわいい挿絵が入っていました。
森下典子さんの「日日是好日 お茶 が教えてくれた15のしあわせ」があったのはうれしかったです。この本は近年読んだ本の中で最も心に響きました。中国人の友達に勧めたところ「これを読んで泣いた」とのこと、「私も涙がでる部分があった」と会話したことがありました。
三宅貴男さんの「「うちでお茶する?」のコツ100」が 《茶飲時光》というタイトルで置かれていました。”茶飲”という言葉は、茶道のような、もてなしのために所作にも心を込めているイメージがあります。”心を込めたお茶のひととき” そんな雰囲気のタイトルなのでしょうか。(推測)
ちなみに”飲茶”は単純に「お茶を飲む」という意味です。逆になると意味が違うのが面白ですね。
華道本コーナーには川瀬敏郎さんの「一日一花」がありました。こちらは中国でも人気で、よく 当店の中国人のお客様の会話の中に出てきます。日本の茶器に興味がある方は、中国の茶を深く学んでいて、華道、香道にも興味がある方が多いようです。
「はじめて学ぶ茶花」が、しかも原書(日本語)であったことに驚きました。うれしくもありましたが、茶花のお稽古に通っている私としては、もっと頑張らなければと気が引き締まりました。
以上、簡単ですが、成都の今どきの本屋さん「方所書店」のレポートでした。