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こんにちは。
ある日、大きな段ボールが届きました。中国の知人からお茶が送られてきたのです。お茶を送るからと連絡をくれた方がいましたが、こんなに大きな箱とは思わなかったので驚きました。
開けると、こんな素敵なパッケージが入っていました。
知人とは広州でバスの中で会った青年です。数年前の夏のある日、出張で広東省広州の空港から佛山という街へ向かっていた時、彼と席が隣同士になり1時間ほどおしゃべりをしたご縁です。
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今年の春、「自分の故郷の信陽のお茶を送ります」と連絡がきて、頂くことになりました。「間違いなく明前の信陽毛尖ですからね」との説明がありました。
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信陽毛尖とは中国十大銘茶に入る河南省の銘茶で、明前とは中国の清明節前に作られる茶です。その時期のお茶は柔らかく繊細、春になってその貴重なお茶を競って買い求める人たちが多くいます。お値段もそれなりにするので恐縮です。
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信陽毛尖は中国のお茶が生産される地域でも北限に近く、甘みがあるなかにしっかりとした濃さを感じます。中国に住んでいた時にも好んで飲んでいました。
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説明に透明のグラスで淹れると良いと書いてあります。
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袋を開けると、春の、高級なお茶の、うっとりさせる香りがしました。細かくよってある茶葉です。中国在住時に購入したものは、ここまで繊細な茶葉ではありませんでした。ありがたくてたまりません。
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春に撮った写真がなくなり、11月に再度撮りました。
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淹れてみたお茶は、感動でいっぱいになるほどおいしく、中国にいるような気持ちになりました。清らかさと深いコクが、香りと味の両方にあります。特別な時にちょっとずつ頂き大事に飲んでいます。
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日本でこのようなお茶を頂けること本当にありがたいです。このような贈り物を送ってくれたZhaoさんに感謝します。
中国広東省佛山の紹介
せっかくなので Zhaoさん から聞いたお話を紹介します。
佛山市の位置
佛山は広東省の製造業の中心地区で、特に建築材料が有名とのことです。 彼も建材関係である、高級瓷砖(タイル)と 铝単板(アルミの板)のメーカーで働いているそうです。
以下は会社( KITO金意陶 )のギャラリーだそうで、写真を送ってくれました。タイルがこんなに素敵な雰囲気を作り出すのですね。
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会社で参加した研修「アジアデザイン芸術研修班」の記事を読ませてもらいましたが、大きなスケールで、中国の社会・生活に影響を与えている会社なのだろうと想像しました。研修自体がかっこよく、リンクします。
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佛山の観光名所の一つに南风古灶という所があります。古い窯の博物館、お買い物などできる場所です。私も出張時にお客様から案内していただきました。自然、やきもの、古い街、伝統を感じる場所でした。そこでいただいた 佛山名物 双皮奶 (ミルクプリン)は懐かしく心に染みる味でした。古くからある広州早茶(朝茶)のお店にも連れてっていただき、思いがけない貴重な体験をさせてもらう旅になりました。
今、佛山を想うと温かく懐かしい気持ちになります。
以上、 信陽毛尖と佛山についてのお話でした。